塗装の豆知識
塗装の豆知識
塗装の説明を受けた方がある方は聞いたことがあると思いますが、住宅の屋根や外壁を塗装する場合には、施工前の現場調査、洗浄や養生などの塗料を塗らない手順、塗料を塗る下塗り、中塗り、上塗りの手順があります。なぜこのように多くの手順があるのでしょうか。
塗装工事はお化粧に例えられ事があります。
最初に塗装業者が行うのが現場調査です。
塗装工事を行う前に、下地や塗装の劣化状況を確認してどのような補修を行い塗装するのが良いかを調査します。
化粧を行う前も、今の肌の状況やどのように仕上げたいかを確認してお店や雑誌、インターネットで調査します。
見積もり提出
事前調査に基づき、施工方法や使用する塗料を選定し見積もりを提出します。この内容に納得されれば契約となり工事を始めることになります。
化粧品も購入したい商品が納得するもの、予算に似合ったものを購入することになります。
洗浄
まず洗浄作業を行います。埃や塵、カビやコケなどの汚れを取り除くことで下地と塗料が密着できる環境を整えます
洗顔でしっかりと油分や汚れを取り除くことで化粧をする準備ができます。
下地処理
外壁にひびや割れがある場合は補修をします。
お顔にニキビがある場合は事前に薬を塗ったり、飲んだりして治療します。
下塗り
塗装ではまず下塗り塗料を塗装します。脆くなった下地を強固にする、吸い込み止め、上塗りとの密着の役割があります。
化粧では化粧水や乳液、クリームを塗ることで肌の状態を整えます。
中塗り・上塗り
一般的に住宅で使用される塗料は中塗り、上塗りと同じ塗料を2度塗装して仕上げます。
下地を整えた肌にはしっかりとファンデーションで仕上げることができます。
付帯部塗装
屋根や外壁だけでなく破風、軒天、雨樋、雨戸、庇、水切、柱なども塗装して仕上げていきます。
化粧も肌だけでなくマスカラやチーク、口紅を仕上げていきます。
塗装も化粧も一緒でどこの工程も欠かすことができません。例えば塗装の洗浄をしないで塗装をするとしっかりと密着しないのと一緒で化粧も洗顔をしないで化粧をするとうまく化粧ができないのと一緒です。どの工程も省くと仕上がりに影響する大切な工程です。
塗装を検討される場合は業者からしっかりとした説明を受け、納得したうえで契約し、適切に工事を行ってもらいましょう。そして、塗装工事は化粧と同じという感覚でしっかりと工事が行われているか確認しましょう。
みなさん、こんにちは!!
早速ですがこちらは先日お世話になりましたお客さまご自宅の塗装状況です。
一生懸命、塗装作業中です!!何が言いたいかと言いますと・・・使用している塗料にひみつがあります。(テーマでネタバレしていますが・・・)
塗装している場所は一般的に軒天井、軒天、軒裏と呼ばれる部位になります。
この軒天部分は塗装する部位としては、屋根や外壁に比べ、直接紫外線や雨風の影響を受けにくく塗料の劣化や汚れの付着が少ない部位になります。
軒天専用塗料はエマルション塗料やアクリル塗料と言った塗料の中でも耐候性の低い塗料が多いです。これは軒天が塗料の劣化、汚れの付着が少ない場所ですので必要以上に良い塗料を使用する必要が無いからです。劣化しにくい場所に耐候性の良い高い費用の掛かる塗料を使用する必要はありません。軒天塗料にエマルション塗料やアクリル塗料を使用するのは塗料代をケチっているわけではありませんので安心して下さい。
今回、ご紹介したいのは「アレスダイナミックノキエ」です!!
この「アレスダイナミックノキエ」は多くの軒天用塗料がエマルション塗料、アクリル塗料なのに対し、シリコン樹脂塗料で軒天用の塗料の中では耐候性の良い塗料になっています。
一番の特徴は「虫よけ機能」です!
塗料中に虫よけ成分(ピレスロイド系薬剤)配合により、塗装面に虫がとどまることで(接触することで)、神経系に影響を与え不快に感じさせることで、虫が寄りつきにくくなります。私たちの周りをぷ~~~んと飛んでいる虫ですが、実は多くの不快な虫は、飛んでいる時間より、壁や天井に止まっている時間の方が長い性質があるのです。
不快な虫の寄りつきや、侵入を全て防げるわけではありませんが「アレスダイナミックノキエ」を塗装した面へ虫がとまることで効果を発現します。
当社が施工したアパート共用廊下です。
こちらの軒天部分に「アレスダイナミックノキエ」を塗装させていただいて半年が経過しました。以前は蜘蛛の巣が多く困っていたのがウソのように蜘蛛の巣が発生しないとお喜びいただいています。
当社では軒天塗装「アレスダイナミックノキエ」が標準です!!
しかも今までのエマルション塗料、アクリル塗料と価格は同一でサービスをさせていただいています。
一人でも多くのお客様に塗料のすばらしさを知っていただき、快適な生活をしていただけるようになれば幸いです!!
※全ての軒天に塗装できるわけではございません。「アレスダイナミックノキエ」が実際に塗装できるかはお問い合わせください。
塗装工事に関わらず、屋外で行う工事は天候によって作業が左右されることがあります。雨天時を避けるために、梅雨時期を避けたいと悩まれる声を良く聞きます。
天候のせいで作業ができるか、できないかはその時になってみないとわかりません。「思った時が吉日」です!あまり気にせずにご自身のやりたい時期にされるのが良いと思います。
あえてさけたほうが良い時期は・・・
年末年始やGW、お盆等の長期休暇の時期は避けた方が良いと思います。旅行等で長期不在になる場合は、塗装工事では足場を仮設しますので防犯の点でも不安です。
または、お休みで在宅しているのに、足場のせいでお部屋は暗いし塗装作業している場合は洗濯物にも困ります。
また、塗装業者もお休みをいただいていることが多いです。
工事を頼まれる時は、長期休暇前に工事が終わるかを確認して工事の依頼をしましょう。
塗装工事の期間は、一般的な住宅で概ね2~3週間程度かかります。さらに天候の影響で作業ができない日があるとその分工事期間が延びます。
工事が完了して欲しい日にちから1月まえくらいに工事を開始するとよいでしょう。
(天候の影響がありますので絶対ではありません。)
塗装工事をする業者にも都合があるので工事時期については良く相談しましょう!
塗替え塗装を検討されるみなさまは住宅の購入を経験されています。
住宅は人生でおそらく一番高い買いものです・・・随分悩まれたのではないでしょうか?
なぜ悩まれたのでしょうか・・・
・高額だから・・・安くない買い物ですから悩んで当然です。
・住宅の知識がないから・・・何が良くて悪いのかがわかりません。
・価格は妥当か・・・提示された価格が高いのか安いのかもわかりません。
・デザイン・・・毎日帰るお家ですので見た目も大切です。
・機能性・・・どのような機能性、付加価値が必要かわかりません。
・維持費・・・どのくらいの維持費やメンテナンス費用が必要かわかりません。
・安心して任せられるか・・・会社、営業マンは親切で信頼できる人が良いです。
費用が高いうえに分からないことばかりだから悩んでしまうのではないでしょうか?
塗替え塗装工事も住宅購入ほどではないですが決して安くない費用が掛かります。
そして住宅購入と一緒で費用が高いうえに分からないことばかりだから悩まれるのではないでしょうか?
ではどうしたら悩みを無くすことができるでしょうか?
ご自宅を購入されたときのことを思い出してみてください。
ハウスメーカーの展示場に足を運び、どのハウスメーカーで購入しようかと何件も見て回られたのではないでしょうか。いろいろと見て回るうちに営業マンから住宅の知識を教えてもらいまたご自身でも勉強されたのではないでしょうか。複数社から見積もりをとることで住宅に必要な価格もわかってきたと思います。そして各ハウスメーカーが提案するデザインや機能性、維持費等はさまざまで希望に沿うところ沿わないところがあったと思います。ご自身が何を一番重視しているか、価格なのか、デザイン、機能性、維持費、それともハウスメーカーのブランド力等複数社見積もりを依頼することでご自身の希望に沿った業者を見つけることができたはずです。そして最後に一番大切な点でその会社や営業マンが親切で信頼できると思ったからそのハウスメーカーで購入されたのだと思います。
塗替え塗装工事は行う業者によって提案もさまざまです。価格も違うでしょうし使用する塗料、提案方法、説明のわかりやすさ等いろいろ違いがあると思います。その中でご自身の希望に沿った業者を見つけるためには複数社から、最低3社は見積もりを依頼しましょう。複数社見積もりを取れば塗装についても勉強できるし、妥当な価格もわかってきます。そのなかで一番自分の希望に沿った業者を探すことができます。最後にその会社、営業マンが親切で信頼できる人であれば依頼することができます。
塗替え塗装だけに限りませんがリフォーム工事は残念なことに悪質な業者や訪問販売業者がいると少なからずお聞きします。そういった業者に依頼しないためにも複数社見積もりを依頼しどの業者が安心して任せられるかを見極めなければなりません。
「どうせどこも一緒だろ」「専門的なことはわからない」「めんどくさいから」と思わずに複数社見積もり依頼をしてしっかりと知識を身につけましょう!
最後に業者を選択するのはご自身だからです!
なぜ足場の仮設工事は必要なのでしょうか・・・?
近年、新築住宅の外壁材はサイディングボードが約7割から8割を占めると言われています。
サイディングボードはボードとボードの隙間にシーリング材が使用されていることが多いです。
シーリング材とは・・・
水密性・気密性を目的として、目地や隙間などに合成樹脂や合成ゴム製のペーストを充填すること。
サイディングボード外壁の新築住宅を購入され7~10年経過された方からシーリングの異変に気付かれた方から相談を受けることもあります。
サイディングボード外壁は塗装だけでなくボードとボードの間にあるシーリング材(ゴム状のもの)の打替えも検討しなければなりません。
塗装の塗替えを検討した時には実はサイディングボードの塗替え塗装よりもシーリングの劣化が激しく緊急性があるというようなこともあります。
シーリングの劣化現象は目に見えるものが多いです。
シーリングは施工された時期から約7年経過したごろから不具合の発生が多くなるといわれています。そして10年を目途に打替えをおすすめしています。
経過年数が10年以上の場合にはシーリングを点検した際に一部に劣化現象があれば、シーリング材が耐用年数を越えて広範囲にわたって劣化している恐れがあります。
基本的には部分補修ではなく全体の打替えが必要になります。
劣化したシーリングの上から新たなシーリングを充填する方法は新たなシーリング材が十分な幅や厚みを得ることが出生きずに本来の耐久性を得ることができませんのでおすすめはいたしません。(既存シーリング材の除去が困難な場合等は応相談)
サイディングボードの裏には防水シートがあるのでシーリングが劣化したからと言ってすぐに雨漏り等の不具合が発生する可能性がある訳ではありませんが(不具合が発生する場合もあるので注意は必要)放置しておいていいことはありません。
シーリングの劣化が初期の段階で修繕の検討をしましょう!
毎年やってくるインフルエンザの流行する季節・・・
予防接種やマスクの着用、手洗いの励行等感染しないように気を付けられているとは思います。
私たち塗装店ができる対策として漆喰塗料「アレスシックイ」という抗菌・抗ウイルス機能のある塗料を塗装することで対策ができます。
「アレスシックイ」とは従来は左官工事(こて塗り作業)でしか使用できなかった漆喰を刷毛やローラーで塗布できるように開発された塗料です。
漆喰は日本だけでなく世界中で昔から使用されてきました。それは漆喰が多くのメリットを持っているからです。
高い防火性・・・漆喰の主成分は不燃性の無機質です。財産を守る「蔵」が漆喰の壁で守られているのも、家事による財産の消失を防ぐためです。
防カビ性・・・主成分は消石灰(水に溶けると強いアルカリ性)です。一般的にカビは中性から賛成の広い範囲で生存が可能です。一方でアルカリ性には強くありません。
このようなメリットで昔から使用されてきた漆喰を塗料として開発されたのが「アレスシックイ」です。そこには塗料ならではのメリットもプラスされました!
「アレスシックイ」には汚れの付きにくいトップコートも開発されていますので汚れを防ぐこともできます。こて塗り漆喰に比べて工程や施工日数の少ない分安価に施工することもできます。
「アレスシックイ」の主成分は消石灰です。消石灰は水に溶解すると強アルカリ性を示し、抗ウイルス効果を発揮します。
インフルエンザ等のウイルスは咳やくしゃみによる飛まつ中に存在し水分と共に存在します。この咳やくしゃみによる飛まつが「アレスシックイ」の塗装された面に付着することで抗ウイルス効果を発揮することができるのです(注)。
(注)本塗膜はウイルス増殖抑制機能を有しますが、感染予防を保証するものではありません。
そのほかにも漆喰には消臭機能、結露抑制機能、二酸化炭素吸収機能等うれしい機能があります。
この漆喰塗料はハルシックイという漆喰シートとして販売されています。菌やウイルスは研究施設でなければ効果を確認することができませんが消臭効果は感じることができます。実際にアマゾンで販売されレビューで効果が記載されています。
「アレスシックイ」を塗装することでそこに住まう家族が健康で快適に過ごせるたくさんのメリットがあります。
このほかにも塗料には見た目をきれいにするだけでなく生活を快適にする機能を持った塗料がたくさんありますのでまたの機会に紹介しています!
「よし!お家の塗替え塗装をしよう!」
と思って塗替え塗装の見積もりを数社とってみると金額はもちろんのこと見積もり内容が全く違う・・・
なぜこんなにも塗替え塗装の費用や内容は違うのでしょうか?
例えばですが・・・
電化製品や車は同じ機種であればどこで購入しても同じ物が購入できます。
同じ製品であれば同じメーカーで製造され、同じ検査に合格し、製品として出荷されますので製品の性能や美観には差異がありません。
しかし塗替え塗装工事は請負会社が塗料を購入して現地で塗装して初めて製品になります。
請負会社の営業業態の違いや実際に施工する職人の違い工事にかける手間や、やり方が違うために必ず同じ製品は出来上がりません。
例えば請負会社は、ハウスメーカー、リフォーム工事店、塗装店、訪問販売業者、最近では大手家電量販店も塗替え塗装(リフォーム工事)を請け負っています。
それぞれの請負業者に価格が高くなる理由、安くなる理由があります。
価格が高くなる理由
・会社規模が大きく利益を多く必要とする会社
・実際に塗装する職人が社内にいないため下請けが施工するので中間マージンが発生する
・入念な事前調査から適切で細やかな塗装工事を行う場合
価格が安くなる理由
・自社にて施工するため中間マージンが発生しない。
・手抜き、もしくは知識不足のための施工不足
では安いから良いのか?
そうではありません。もし価格が高くても誰もが知っている大きなハウスメーカーにはブランド力や安心感があります。
リフォーム工事店は塗装工事以外にも水回りや、エクステリア等のリフォームも得意です。
安いだけで手抜き工事をされるようでは本末転倒です。
同じ塗料で塗替え塗装の依頼をしても費用が変わります。
それは請負会社の工事に対する考え方が違うからです。
・事前調査を十分にする。
・下地調整にかける費用、手間
・そもそもの塗替え塗装に対する知識
・手抜きをする・・・等々
1つのひび割れについて例えてみますと・・・
ひび割れの補修方法にも簡易で費用の安い工法、難しく手間のかかる工法等様々な工法があります。高ければよいというわけではありませんが適材適所があります。
知識不足による施工方法の選定間違いをすることもあるかもしれません。
もっと悪徳な業者はひび割れ処理をするといいながら塗装してしまえば分らないことからひび割れ処理をせずに塗装してしまう可能性もあります。
その他あげればきりがありませんが・・・
塗替え塗装は同じ塗料、工法で施工しても業者によって価格が変わる理由がお分かりいただけたでしょうか?
現在はインターネット等で情報があふれています。塗替え塗装を依頼した業者の説明が正しいものか、納得いくものだったか、ご自身でも塗替え塗装の知識をしっかりと学び判断できるようにしましょう。
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