塗装の豆知識
塗替え塗装において価格や、塗装が長持ちするかの耐久性を左右する塗料についてですが、この「豆知識」にたどり着いている方ならある程度ご存じなのではないでしょうか・・・?
塗料は塗料中の樹脂の種類によって大別されます。
代表的な塗料の種類としては
・アクリル塗料・ウレタン塗料・シリコン塗料・フッソ塗料ではないでしょうか。
どういう違いがあるかというと冒頭に記載したように「塗装が長持ちするかの耐久性」「価格」が大きく変わってきます。
一般的な塗料においてアクリル塗料は安価ではありますが耐久性が低く、フッソ塗料は価格が高いけど耐久性も高くなっています。
フッソ塗料を超える耐久性を持つ塗料といわれる無機ハイブリッド塗料も多くのメーカーから発売されるようになりました。
塗替え塗装工事においては、どの塗料を使用しても作業に必要な足場代、塗料代、人件費、経費が必ず必要になりますが、お客様のもとに形に残るのは塗料だけなのです。
形に残らない費用は、何度もかけたくない費用ですので、できるだけ耐久性の良い塗料を使用することで、塗装を長持ちさせ、次に工事を行うまでの期間はできるだけ長くしたいものです。
塗料を選定する場合は、もちろん予算が一番ですが・・・
塗替え部分の傷み具合はどうか・・・
あと何年住むのか・・・
どのくらいの耐久性が必要なのか・・・
条件によっては、必要以上にグレードの高い塗料を使用する必要はありません。
塗装工事において、価格を左右する塗料の選定ですので、慎重に検討しましょう。
この流れを見ますと、最低でも10日以上かかります。
建物の形状や作業のやりやすさ、作業人員、シーリング作業、塗装作業を組み合わせて行うことで作業日数を短くする等で工事日数を短くすることもできますが、あまりにも短い場合は手抜き工事を疑いましょう!
・洗浄作業が短くその日のうちに他の作業に移っている業者は、洗浄不足や乾燥不足を疑いましょう。
・シーリング作業では「増し打ち」を行う業者がいますが「増し打ち」は既存のシーリングの上から充填する方法で「増し打ち」ではシーリング材の厚みが確保できずにその性能を十分に発揮することができません。(際しいことが知りたい方はお問い合わせください)
・養生作業も丁寧にしなければ汚れてはいけない箇所が汚れてしまいます。
・塗装作業は塗装間隔を守らずに1日に何回も塗って作業短縮をする、3回塗らなければならないところを2回塗りで終わらせる手抜きをされるかもしれません。
・点検、確認も行わない業者は論外です。しっかり確認を行いましょう。
このように知識不足や手抜き作業によって作業日数が短縮されているかもしれません。工事を始める前にしっかりと工事内容の説明を受け、工事日報やその日の工事内容をしっかりと確認しましょう。
また天候によっても工事期間の日数は変更します。
塗装工事は次のような天候の際は工事ができません。
・雨天時:塗った箇所に雨が当たると不具合が生じますし。
・風の強い日:塗料の飛散で近隣に迷惑をかけます。
・湿度、気温:湿度85%以上気温5度以下では塗料の乾燥に影響があるため塗装作業ができません。
よく梅雨時期は雨が多いからという事で工事を避けられる方もいらっしゃいますが意外と秋雨という言葉があるように8月中旬~9月も雨が多いです。
しかし空梅雨と言われる時期があるようにまったく雨の降らないこともあります。
塗装工事は思い立ったが吉日!!と思い工事をすることをおすすめします。
ただし大型連休の期間は施工店もお休みすることが多いので大型連休は避けましょう!
お家の塗装はなぜ検討されたのでしょうか?
色がさめてきたから・・・
汚れが目立つようになった・・・
ご近所さんが塗替えているからとか・・・という理由ではないでしょうか。
なぜ屋根や外壁は塗替え塗装が必要なのでしょうか?
塗装には、3つの役割があります。
1つめは、美観を保つためです。塗装することで、きれいで汚れのない状態にすることができます。
2つめは、機能性を持たせることです。塗料には、様々な機能を持った塗料があります。カビや藻の発生、汚れの付着を抑える塗料や遮熱、断熱性のある塗料、避難通路や注意喚起に使われる蛍光塗料等があります。
3つめは、塗装の一番大切な役割として、保護があります。外壁や屋根はもし塗装されていなければ紫外線や風雨にさらされ早い段階で劣化するでしょう。塗装をすることで紫外線や風雨から守ることができるのです。
それでは、塗替え塗装を必要とする外壁や屋根は何のためにあるのでしょうか?
外壁や屋根も塗装と一緒で美観や機能性を有しています。やはり一番重要なのは建物の保護です。紫外線や、風、雨から守っています。
それでは外壁や屋根は何を保護、守っているのでしょう?
建築構造上主要な箇所として柱、床、梁、階段(ある場合)、壁、屋根があげられています。この柱や床、梁、階段、を紫外線、雨、風から守っているのが外壁や屋根になります。
極論ではありますが、外壁や屋根が傷つき故障してしまったら修繕、交換してしまえばいいわけです。
しかし、外壁や屋根を修繕、交換となると費用が高くつきますし故障に気づいた時には柱、床、梁、階段に雨水の侵入等によって腐れ、カビの発生等の影響を受けているかもしれません。
そうならないためにも定期的な点検、メンテナンス、塗替えによる保護が必要なのです。
塗替え塗装は外壁、屋根の修繕、交換(規模による)に比べても費用を安く抑えることができ、外壁や屋根の寿命を延ばすことができます。
塗装リフォームは、安くない費用が発生することから、伸ばし伸ばしになっているのが現状ではないでしょうか?
雨漏りが起きた場合には、すぐに雨漏り修理を依頼されるはずです。しかしこの雨漏りも塗替え塗装を行うことで防げていたかもしれません(すべてではありませんが・・・)
安くない費用は掛かりますが、雨漏り等の事故が起きてからではさらに高額の費用が発生します。そのためにも塗替え塗装に限らず早め早めの点検、メンテナンスをおすすめします。
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